すぎなみKidsは、4ます連算計算大会などの親子で楽しめるイベントを開催しています。

杉並区 子育て応援券はすごい!(平成25年度)

杉並区子育て応援券が使えるイベントをしています。」と言ったとき、相手の方が杉並区外の方だと「子育て応援券って何ですか?」と聞かれることがあります。


杉並区子育て応援券

杉並区によると、

「杉並子育て応援券」とは、一時保育、子育て講座、親子参加行事などの有料の子育て支援サービスに利用できる券(チケット)を、就学前のお子さんがいる家庭に発行し、サービスを利用しやすくすることで、地域の子育てを支援するものです。

ということです。

この言葉の通り、子育て応援券の対象は未就学児(小学生未満)の子どもを持つ保護者です。

毎年少しずつ制度が変わっているのですが、2013年(平成25年)だと、杉並区在住の親(実際には子どもをもつ保護者)は、出生時に4万円分、0-2歳の子どもの親には2万円分の「子育て応援券」が無料で配布されます。また、それとは別に0-2歳の子どもの親と3-5歳の子どもの親は3,000円出すと1万円の「子育て応援券」が2万円分まで購入することができます。

この応援券は、杉並区が認めたサービスにのみ使用できます。

それが、一時保育や親子で参加するイベント、親のための育児講座だったりします。変わりどころではインフルエンザの予防接種にも使えます。
親にとっては、サービスを利用することで外出し、親子で楽しんだり地域の人とふれあうことで子育ての助けになります。

そして、地域にとっては、杉並区の親・親子向けサービスの向上や親自身がサービス提供者になることで地域全体の子育て力を向上させる狙いがあります。

自身、杉並区で子育てしながらサービス事業者登録をして、「子どもに気持ちが伝わる話し方」講演会などのイベントをしています。

数年前に、関西から引っ越してきたときは杉並区に知り合いが一人もおらず、いつ孤立してもおかしくない状況でしたがイベントをやり始めてびっくりするくらい友達が増えました。

杉並区のお母さんたちの元気なこと!

子育て応援券は無償、有償でも7割も区が負担してくれてサービルを利用できるというのもすごいこと思いましたが、のお母さんの地域の子育て活動に参加するキッカケづくりという視点もすごいなと思います。(まさに私があてはまります。)

杉並区は親子イベントの数も多いし、イベントを主宰しているお母さんの数も本当に多いです。(というか関西にいたときにイベントを主宰しているお母さんなんてお会いしたことがない。)

「応援券事業者としてイベントを主宰する」という前例ができているので、小さい子どもを持つお母さんが「私もやってみたいな」と思った時、実行に移しやすいのだと思います。

杉並区は、保育園に入れないいわゆる「待機児童」が多くて、今年はお母さんのグループが集団で行政不服審査法に基づく異議を申し立てをしたことでも注目が集まりました。

保育園への入園が決まる前のお母さんが「応援券いらないから保育園作って」と言っているのも聞いたことがあります。

特に、子どもを保育園に入れたいお母さんはお仕事をされてて忙しいから「子育て応援券を使う時間がない」と思うこともあるようなのです。

でも、杉並区の子育て応援券制度は本当に素晴らしい制度です。

イベントを主宰するお母さんがいれば、そこにはイベントを手伝ってくれるお母さんもたくさんいて、くの子育て中のお母さんたちの活力の源になっていると実感します。

そして「応援券を使ってイベントに参加する」という行動パターンもできあがっていて参加するお母さんのフットワークも軽いです。

杉並区の財政逼迫もあり、応援券事業に使われる区のお金も年々減っているようです。
応援券事業も一度は廃止も検討されたようですが、杉並区に根付いている意義のある事業として規模縮小で踏みとどまってくました。

育て応援券制度は杉並区が誇れる素晴らしい制度だと思います。

イベント主催者としては、子育て応援券の有無に関わらず地域の方が参加してくれるイベントをやらねばと思っています。でも、やっぱり最初にイベントを立ち上げることができたのは子育て応援券のおかげでした。

後に続くお母さん達のためにも杉並区子育て応援券制度がこれからも継続されるといいなと思います。

本当に、応援券には心から感謝しています。

(すぎなみKids代表 西端 麻理子)



(2013.05.29 投稿)

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